ピンチはチャンス

今回は、長いです笑。しかし、経営が好きな人なら面白い内容。船津脩平の経営を等身大でお見せします。語ります、喋ります、開け広げます。今期4期目の弊社の経営、聞いてください。


まもなく4月になりますね。4月は弊社の決算月でして、この1年間を数字面から振り返る、締めくくりの月です。



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今期は、一言で言えば、ピンチをチャンスに変えることができた1年間。急な困難にも挫けず、よく頑張った一年でした。



今期、何がピンチだったのかというと・・・

その1、いきなりきた200万円の現金支払い

  • 6月消費税の納税スタート!しかも予定納税100万円追加も合わすと、さ、さ、300万円...!いや金額がハンパねえし、予定納税てなんやねんオイwww


その2、中核にいた社員のまさかの急な退職

  • 人生いろいろです...まさかの事態でしたが、まあ仕方ない。




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その1)消費税納税300万円...(゚o゚; アワワワ

消費税の納税については、これはピンチというより私のミス(笑)・・・どういうことかと言いますと、今期弊社は4期目でした。消費税の納税は3期目の分から発生しますので、その支払いが今期4期目に来たわけです。

ちゃんとお勉強している経営者なら知ってて当然、すごく当たり前のパンチが飛んで来ただけなのですが、私がお勉強してなかった(目をそらしていたというべきかw)ので、私にとっては、急にきたトンデモナイBIG PUNCH !!!その額およそ200万円、ウッヒョー!耳を揃えてきっちり現金で支払ってねってのがいつもお上の言い分。もちろん支払いますとも。。支払わなければお縄になっちゃいますからね(笑)幸い、うちは内部留保が厚いので会社のポケットマネーからもってけドロボーって支払ったったわけですが、資金繰り恐ろしやです。納税のために借り入れする経営者も多いと聞きますが、その危機感を肌で感じた瞬間でした。

さらに、予定納税ってアンタそれなんですかwww来季の分も支払いっておきましょうね?ですと?ざっと100万円。。。



こうやって、消費税だけで今期私はざっくり300円近いお金をお上に持っていかれたわけです。マジで税金は恐ろしい!笑。



そのピンチをチャンスに!

しかしですね、ただで起き上がらないのが船津脩平シャチョウです!!ここから会社のお金の流れについてさらに深く学び、会社のお金の流れ(キャッシュフロー)の仕組みを練磨しまくるわけです。具体的には

  • アメーバの仕組みのバージョンアップ(全社的にキャッシュフローを網羅)
  • 経常利益の仕分け先を数値化し口座を分けた(仕組み化)


    おかげで今期、弊社では画期的なキャッシュフロー管理システムを作り上げることに成功しました。これらはほんまにもう画期的!詳細は極秘にしますが、素晴らしい仕上がりです(自画自賛w)独自に作った資金管理システム。時間をかけずに、資金管理がしっかりでき、今後の売り上げアップ対策にそのまま活用できる仕組みにもなっています。いやもうね、素晴らしすぎて人に話したくてしょうがいないほど!笑。ピンチをチャンスに、そのいい例でした。






その2)中核にいる社員の急な退職...(゚o゚; アワワワ

さらに、ピンチその2で挙げました「中核社員の急な退職」は、本当に大きなピンチでした。経営によくある話ですよね。私も、その洗礼を受けたわけです。まず、その子には、それまで教育のために何年もの期間と時間をかけて育てたこと、費用面でもバカにならない金額ですし、何よりも大切なノウハウもどんどん教え込みました。それもそのはず、私の右腕になってもらうよう将来を期待していたからです。また、すでに売上の多くを建てられる存在になっていたこと。・・・こんな子がプライベートな事情から急な退職を申し出てきたときは、驚きましたね。平気な顔して、心の中では、もうどうしようかとw


経営者ですのでパッとそのような計算も頭をよぎりますが、その子のベストな人生を送ってほしい、それが一番強かったので、半年間だけ残って引き継ぎをしてほしい、そう伝えてすんなり退職を受け入れたわけです。大きな売上を上げていたフィットネス事業にとって、大きなピンチでした。与えられた猶予は半年間、腹をくくりました。

そこから新たに人を雇い入れ、費用と時間をかけ、育てました。フィットネス事業部は、専門職集団なので、たった半年間くらいでは十分に育つほど優しい仕事ではなりません。それをわかって、どうにかこうにか、やれるだけやろうと、みんな必死でした。


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育てたばかりの中核社員が抜ける・・・ピンチでした。そもそも、人を育てるのにはコストがとてもかかる。売り上げを立てない人員が2名もいるのですから、人件費だけでも結構大変です。さらに外部研修費等々・・・本人達も大変でしょうけど、経営も結構大変。去る人間と育てる人間、通常の2倍の人件費がかかりますからね。その間は営業だけに集中できないこともあり、売上が3割下がることを覚悟しました。ほらね、と言わんばかりに、中核だった社員が辞めた後は予想通りおよそ2割下がり、なかなか厳しい戦いを強いられましたが、2割下がっても全体の終始はプラスになるような全社体制にしていたので、じっくりと、新人達が育つのを待とうと応援と支援を続けました。


そして、つい最近から1割回復。期待以上に新人2名は成長してくれており、きっと元の売上水準を超える日もそう遠くないだろうと思える春が来ました。一年前の大きな不安から一年、今は希望に満ちています



ここでもピンチをチャンスに!

この、中核の人が急に辞めたことも、私にとっては非常に勉強になり、これを起点に様々な仕組みを見直しグレードアップさせることができました。具体的には

  • リリグラム(社内オンライン研修システム)
  • 研修ルーチン化(定期的に研修する仕組み化)
    これらは画期的です。詳細は秘密です。とにかく、これらの仕組みと工夫と愛により、通常三年くらいかかる育成を9ヶ月程度で完了できてるのではと思うわけです。いやいや色々と素晴らしい!(自画自賛w)

また、「任せること」で成長することを実践し、その効果も肌で感じています。もちろん、新人達の元々の素質も良かったのでしょう。素直で元気で明るく、とてもいい子達ですので。ちょっとおバカですけどw とても可愛い奴らです。この子らと、これからの株式会社リリスタイルの次代を作っていきたいと思っています。すんごく楽しそうです〜!


ピンチは経験に。ピンチでも賞与も出せて、しかもちゃんと決算も黒字!

今になって一年を振り返り、結果的に見ると、資金的、人材的な大きなピンチを2つ乗り越え、それを経験としてより強い仕組みと体制、人材チームを作り上げ、さらに、社員達にこの春「決算賞与」を出すこともできそうです。社長として、これほど嬉しいことはない。決してめちゃくちゃ大金ではありませんが、賞与を出せるというのはこの時代、この佐賀のローカル商圏で頑張る企業において、素晴らしいことだと自負しています。



このような結果に落ち着けたのも、

  • 社員達が明るく元気に、不安もあるだろうに、しっかり頑張ってくれているから。また、社員達が、私から怒られながらも腐らずに食らいついて頑張ってくれてるから
  • 社長である私が、不勉強ながらも、前向きな気持ちで、経営者としてすべきことは何かを常に考え、粛々と頑張ってるから
  • 地域が、時代が、周りの多くの愛のある人たちが、私たちの会社の活動を好み、応援してくれているからこそ売り上げが伸び、人のご縁から新入社員やアルバイトの募集にも困ったことがないから。



    これからも、ピンチよ、来るなら来い!笑
    いや、できれば怖いから来ないで〜〜!笑
    今後とも応援よろしくお願いします。


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